2006年 09月 05日
ある試飲会で
モルドヴァワインが世界のワインの味覚地図の
いったいどのあたりに位置するのかを確認したいと思い
色々な国の様々なレベルのワインを飲み比べている。

今回も100種類以上のワインが並ぶ試飲会で飲み比べてみることにした。

ところが始めてみると
あまりにも味わいが違う事に気がついて
比べる意味が無いことがわかった。。。

その会場内で比べるに値するものは
(味の傾向は全く違うが)
モーゼルのシュペトレーゼくらいだった。
ゼルバッハ・オスターのシュペトレーゼは
かなり甘いが、酸味が縁の下の力持ちのように味を支えていて印象的だった。
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確かにワインには色々なデザインのラベルがあって
それは見ていて楽しい。
でも、ワイン自体はそのラベルほど個性的とは言いがたい。
ラベルとワインの間には大きな乖離があると思う。

ワインには様々な風味のものがあるけれど
そのラベルほど自由には表現を変えられない。

グラフィックデザインを大量に印刷する事は容易いし
そういう変化を受け入れることに現代人は慣れている。
そしてそういう変化を楽しんでもいる。
味覚は視覚より保守的である。

決められた製造予算を
目立つグラフィックに投入すると
中身にこだわることは難しい。
結果的にラベルが違うだけの
似たり寄ったりのワインがゾロゾロできることになる。
それらは饒舌に繰り返される宣伝文句のベルトコンベアの上を
流れては消えていく…

そう思って眺めていると
並べられているワインが
儚いオモチャの国のもののようにも思えてくる。
a0082114_16381938.jpg

「色々なワインが飲みたい」という言葉の半分以上は
「色々なラベルが飲みたい」という意味なのかもしれない。

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by tishbite | 2006-09-05 16:38 | 味わいと評価
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