カテゴリ:味わいと評価( 8 )
2006年 09月 05日
ある試飲会で
モルドヴァワインが世界のワインの味覚地図の
いったいどのあたりに位置するのかを確認したいと思い
色々な国の様々なレベルのワインを飲み比べている。

今回も100種類以上のワインが並ぶ試飲会で飲み比べてみることにした。

ところが始めてみると
あまりにも味わいが違う事に気がついて
比べる意味が無いことがわかった。。。

その会場内で比べるに値するものは
(味の傾向は全く違うが)
モーゼルのシュペトレーゼくらいだった。
ゼルバッハ・オスターのシュペトレーゼは
かなり甘いが、酸味が縁の下の力持ちのように味を支えていて印象的だった。
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確かにワインには色々なデザインのラベルがあって
それは見ていて楽しい。
でも、ワイン自体はそのラベルほど個性的とは言いがたい。
ラベルとワインの間には大きな乖離があると思う。

ワインには様々な風味のものがあるけれど
そのラベルほど自由には表現を変えられない。

グラフィックデザインを大量に印刷する事は容易いし
そういう変化を受け入れることに現代人は慣れている。
そしてそういう変化を楽しんでもいる。
味覚は視覚より保守的である。

決められた製造予算を
目立つグラフィックに投入すると
中身にこだわることは難しい。
結果的にラベルが違うだけの
似たり寄ったりのワインがゾロゾロできることになる。
それらは饒舌に繰り返される宣伝文句のベルトコンベアの上を
流れては消えていく…

そう思って眺めていると
並べられているワインが
儚いオモチャの国のもののようにも思えてくる。
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「色々なワインが飲みたい」という言葉の半分以上は
「色々なラベルが飲みたい」という意味なのかもしれない。

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by tishbite | 2006-09-05 16:38 | 味わいと評価
2006年 07月 30日
クリコヴァ ヴィン デ ミレニアム クリスタル 2000

まだ日本には1本も輸入されていない
クリコヴァスパークリングのミレニアムボトル
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手作りのクリスタルボトルを金箔で飾った豪華なもの。
1リットルと3リットルのものがあり
輸入すると1リットルのもので小売価格は20~30万になるらしい。

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by tishbite | 2006-07-30 19:44 | 味わいと評価
2006年 07月 25日
ディオニソス シャルドネ 2001
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このワインがボトルの奥から
グラスの中に登場する姿には
堂々として厚みのある表情がある

その凛とした表情の下に包み込まれている
複雑な豊かさは
グラスの中で時間とともに
次々と開放されていく。
バニラ、蜂蜜、オレンジ、杏、黒糖…
甘くて酸っぱくて苦くもある妖艶さ
それが合唱するように歌い出す。

このワインはマリアージュの美しき花嫁
どのような料理にも合わせられる万能さがある。
しかし、このワインと見事に響きあうような料理は
名人芸でしか作れないだろう。

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by tishbite | 2006-07-25 10:05 | 味わいと評価
2006年 07月 18日
クリコヴァ ヴィン・デ・コレクティ カベルネ 1990
クリコヴァのヴィンテージワイン
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陽の当らない地下の倉庫に
永く眠っていたワインが
干した食物の味になるのは何故だろう…
そしてその味を懐かしいと感じるのは何故だろう…

良く熟成したワインには
確かな<葡萄の記憶>があるのだろう

葡萄が地上で育っていた時に浴びていた太陽
そよいでいた風、緑の季節、農夫たちの声
ゆっくりと暮れる夏の日、実り。
発酵の時の激しいせめぎ合いと
その後の穏やかな和解と理解。
真っ暗な地下での終らない夜に反芻される密かな思い出。
そこでは太古の大洋の記憶さえ香ってくるようだ。

クリコヴァ90には「うまみ」がある。
時を錯覚させるような力がある。
その世界を持っている。

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by tishbite | 2006-07-18 09:56 | 味わいと評価
2006年 07月 17日
クリコヴァ スパークリング クラシック
やや仰々しいラベルを貼られた
分厚くて重いガラス瓶に封じ込められた
この軽やかさ、繊細さ。
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ボトルからグラスに注がれて
湧き上がる夢と魔法。
暗い洞窟に閉じ込められていた無数の妖精が
明るく透明なグラスの舞台で一気に踊り出すようだ。

辛口とか甘口とか、そんな大雑把な単語では
括ったり、語ったりすることのできない美しい味わい。

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by tishbite | 2006-07-17 10:39 | 味わいと評価
2006年 07月 13日
クリコヴァ スパークリング クラシックスペシャル 赤
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甘い。。。

もちろん、ただ甘ったるいということではなくて
軽やかな酸味と細かな泡が相俟って云々…
というような表現をするべきなのだろうけれど
最初に「甘い」と思ってしまうと
次の言葉は浮かびにくい。
「甘い」というのは支配的な言葉(味覚)なのかもしれない。

珍しい赤のスパークリングで
世界一の地下のセラーで手作りされる逸品である
ことは間違いない
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by tishbite | 2006-07-13 17:52 | 味わいと評価
2006年 07月 12日
ディオニソス カベルネソービニョン 2001

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プリカリのピノが女性的な繊細さのワインなら
こちらは対照的な力強く男性的なワイン
濃縮感があり、独特のクセもあるけれど
決して荒々しいわけではなく飲み応えは十分。

先日初めて飲まれた方が
「まるで高級なサンテミリオンのような味わい」
と評され
「贅肉の無いボクサー体型のような
洗練された引き締まった酸味とフィネス、かすかな土くささ、
まだまだ熟成をさせていたほうがいいのでは?」
という評価もありました。

例えるなら
プルカリは日本の雛人形で
ディオニソスはギリシャ・ローマの彫刻
というところでしょう

(写真は2003年のもの)
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by tishbite | 2006-07-12 10:53 | 味わいと評価
2006年 07月 11日
プルカリ ピノノワール 2003

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モルドヴァワインの入門に最適
自然で素直で穏やかで端正。

自然だからと言って荒っぽいわけではなく
素直で滑らかだと言って決して貧相ではない
穏やかで豊か。でも甘くはない。侮れない。

アルコール度数が低いので
物足りないと言う人もあるが
そこが、飲んでいて飲み疲れない
このワインの良さ。
ゆったり長くつきあえるし
お酒にそれほど強くない人
ワインを飲みなれていない人でも
みんなで美味しく飲める。

ワインは難しくない。
ワインとは本来こういうもの。
そんなことを感じさせてくれる

モルドヴァのワイン作りを良く反映している一本

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by tishbite | 2006-07-11 10:45 | 味わいと評価



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