2006年 10月 17日
京都のあるホテルの宴会で
モルドヴァワインを飲んだ。 といってもメニューにはないので会場への持ち込みである。 宴会場の隅に、ちょこっと並べて飲んでみた。 宴会場の隅というのは、残った料理が下げられてくる場所なのだが その場所から見ていると まるでみんなが私の所へ次々と料理を運んできてくれるようにも思える。 色々な料理と皿が次々と山積みになって、何となく豪華な感じがする。 中には全く手をつけられていない料理もあるのだが それは中央のテーブルに運ばれるときは<ご馳走>と呼ばれ 隅に下げられるときは<残飯>と呼ばれるものだ。 運ばれる方向が違うだけで、見る者の意識が変わり名前も変わる。 当たり前のことのようにも思えるが その呼び方、名前の変化が食事の形式を示すもので それはテーブルマナーの本質に関わることでもあるのだろう。 マナーを無視して さっきまで「ご馳走」と呼ばれていたものを食べてみると ちゃんと普通においしい。 当り前である。 当り前なのだが、マナーに従っていないものは<野蛮>と分類される。 隣り合って同じものを食べているのに、マナーの違いが人を分け隔てる。 文化や社会とはそういうものなのだろう
by tishbite
| 2006-10-17 11:00
| 試飲会・イベント
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